恐怖体験
とても蒸し暑い日でした。
私はマンションに帰って来て、エレベーターに乗りました。
部屋は5Fなので5Fで降りました。
すると…
フロアにおじいさんが立っていました。
そのおじいさんはよく見かける人で、動きがとってもとっても遅いんです。
その時もゆっくり私の方を見て…
ゆっくり近づいて来て…
「自分の部屋に入れない」
とゆっくり言いました。
入れないのは当たり前です。
だっておじいさんが指差している部屋は私の部屋なんですから。
「…えっと…そこは私の部屋です。」
と私が言うと、
「いやっ、ここは自分の部屋だ」
と言うんです。
これは多分階を間違えておられるんだな、と思い
「ここは5階ですよ」
と教えてあげると、
「あれ、8階じゃないのか…」
と言ってエレベーターの方に行かれました。
よかったよかった…
と思い自分の部屋のドアを見ると
部屋のドアについてる郵便物入れから
カサの柄が飛び出していました。
まさか…開かないからカギの代わりにカサを???
しかも外に立てかけてた私の妹のカサを???
なんでやねん…